不妊・去勢手術を実施しましょう!!

不妊・去勢手術は安全な手術です。
大切な家族の一員を病気から守りましょう。

伴侶動物すなわちペットは人間社会にとけこんだ動物です。種の保存を目的に本能的に自然界にいきる野生動物とは異なります。人間社会の中で人と動物が幸せに共存できるよう様々な工夫をしてあげるのが飼主さんの務めです。

ワクチンやフィラリア予防と同じように不妊・去勢手術も予防獣医学の一つの施策です。

  • 望まない妊娠を防ぎ、不幸な仔犬・仔猫を増やさない。
  • 女の子は子宮疾患や乳腺腫瘍、男の子は精巣腫瘍や前立腺などの病気にかかりにくくなります。
  • 発情期に伴うストレスがないため、精神的な安定を図ることができます。
  • 発情期のマーキングや攻撃性をなくすことができます。
  • 手術をした子の方が手術をしていない子より長生きできる傾向があります。

当院での不妊・去勢手術の流れ

予約 お電話あるいは直接ご来院にて手術日のご予約をお願いします。
来院 当日は朝から食事を抜いて午前9時に連れてきてください。
(水は飲ませていただいても結構です。)
検査 手術前に血液検査を行い全身麻酔をかけても安全か確認します。
(当院では現在獣医療で最も安全とされる麻酔薬を使い、手術中は高精度モニターを使用し、安全な手術を心がけています。)
手術 不妊手術は子宮・卵巣、去勢手術は睾丸を摘出します。
(当院の手術では、高周波手術装置を用い子宮、卵巣あるいは睾丸の無結紮手術を実施しています。 腹腔に縫合糸を残さないため異物反応がでません。)
退院 手術はすべて日帰りです。 午後5時ごろお迎えに来ていただきます。
手術日の夜は食事を与えないでください。
手術後

ワンちゃん不妊の場合

  • 傷口をなめないように術部にガーゼをあて腹帯をつけてお返しします。
  • 1週間後にガーゼ交換、2週間後に抜糸です。
  • 化膿止めの飲み薬をお渡しします。

ワンちゃん去勢の場合

  • 皮内縫合と皮膚縫合をします。2週間後に抜糸です。
  • 持続型抗生物質の注射をしますので化膿止めの飲み薬はありません。

ネコちゃんの不妊の場合

  • 皮内縫合と皮膚縫合をします。2週間後に抜糸です。
  • 持続型抗生物質の注射をしますので化膿止めの飲み薬はありません。

ネコちゃん去勢の場合

  • 皮内縫合をします。抜糸の必要はありません。
  • 持続型抗生物質の注射をしますので化膿止めの飲み薬はありません。

※上記の手術の流れは一般的な例で、動物の状態により変更となる場合があります。何かご不明な点がありましたら、当院スタッフにお気軽にご相談ください。