栄養管理

こんばんは。

獣医師の伊藤です。

 

我が家には(一人暮らしですが)遊びたい盛りの子猫がいます。

毎朝運動会をするその子に、最近顔を踏まれ、もう大人なのに喧嘩をしたような傷ができました。。。

遊ぶ時間が少ないため、かわいそうなことをしてしまっている反省もあり最近はほんの少しでも遊ぶ時間をつくっています。

犬や猫の問題行動の多くは、そういったストレスからきているものも多く、欲求をカバーすることで解決できることも多いため、

もし、問題行動(ズボンの裾を引っ張って遊ぶ、大事な物をかじるなど)がある場合は、少しでも遊ぶ時間を作っていただくと変化が見られるかもしれません

 

そんな今はまだ元気な子猫ですが、猫は(犬も)人よりも速いスピードで生涯を駆け抜けていきます。

いつかは、人の年齢を追い越し、人よりも早く亡くなってしまいます。

最近、腫瘍が原因で来院されたワンちゃんがいました。

腫瘍はかなり大きく、ワンちゃん自身も強気であまり症状を出さず、末期の状態でやっと症状が出たため。飼い主さんも気づけない状態でした。

検査をするとかなり状態は悪く、飼い主さんも心苦しかったと想います。

今できることをできるだけさせて頂き、少しでも苦痛が和らぐよう治療をさせて頂きました。

最後は、食餌をし亡くなれたそうです。

最後は家族の皆さんの近くでよかったね。

最後に好きなことができてよかったね。

そしてなにより、家族の皆さんが君のことを一番に考えてくれて、なによりもよかったね。

そう想うと、腫瘍は残酷ですが、確実に幸せな生涯だったのではないかなと想いました。

いつかは先に旅立ってしまうので、なるべく後悔ないよう過ごさせてあげたいものです。

 

私事ですが、3月に『ペット栄養管理士』の試験を受けて参りました。

結果、認定資格を得ましたが、栄養学の勉強をしてみてわかったことは、栄養に関して現在明らかになっていないことが非常に多く、

まだまだ多くの事実が隠れているのではないかということです。

たくさんの研究者の方々が日々努力され、たくさんの事実を明らかにされています。

医療は日進月歩、これからも新しい知見はたくさん出てきます。

少しでも遅れないよう、僕たちも努力をしないといけないと感じました。

もし、何か不明な点等あればスタッフに一度相談してみてください。

その時にお答えできないかもしれませんが、少しでも何かアドバイスできるよう努力いたします。